中古住宅の購入を検討している人にとって、内覧は物件の良し悪しを見極める重要な機会です。特に須賀川市のように、築年数のある物件が多く流通している地域では、表面的な印象だけで判断するのは危険です。「安いから」と即決して後悔する前に、チェックすべきポイントを把握し、冷静に見極めることが大切です。本記事では、須賀川市で中古住宅を購入する際に失敗しないための見極め方と、内覧時に役立つチェックリストをご紹介します。
須賀川市の中古住宅市場の特徴
須賀川市は郡山市と白河市の中間に位置し、自然環境と交通利便性のバランスが取れたエリアとして人気があります。中古住宅の流通も多く、築20年以上の戸建てが主流です。市街地では利便性の高い立地の物件が、郊外では広い土地付き物件が手頃な価格で見つかるのが特徴です。
しかし、古い物件には耐震性や断熱性に課題を抱えるものも少なくありません。安価に見えても、修繕費がかさんでしまう場合もあるため、購入前の「見極め」がカギになります。
見極めのポイントはここをチェック
まず確認すべきは建物の基礎部分です。ひび割れや沈下の兆候がないか、コンクリートの強度に問題がないかを見ましょう。次に、外壁や屋根の劣化具合。色あせやサビ、雨漏りの痕跡はないかも要チェックです。
床や建具の傾きも重要なサインです。床が不自然に沈んでいたり、ドアの開閉に違和感がある場合は、基礎や構造に問題があるかもしれません。水回りの設備(キッチン・トイレ・浴室)の使用年数や状態も確認し、配管の錆や漏れも見逃さないようにしましょう。
内覧時のチェックリスト
物件を内覧する際には、以下のチェックリストを活用してください。
・床の水平感(ビー玉を転がすなど)
・壁や天井にシミやカビ、ひび割れがないか
・窓やサッシの開閉がスムーズか
・電気・ガス・水道の動作確認
・屋根裏や床下の換気状態と害虫の痕跡
・近隣環境の音・匂い・日当たりなどの現地確認
・過去のリフォーム履歴、インスペクション報告の有無
・周辺のハザードマップと地盤の強さ
また、内覧時はメジャー・スマホ(写真撮影用)・メモ帳を持参し、気になった点を必ず記録しておきましょう。
中古住宅は「現物をしっかり見る」ことで、本当の価値が見えてきます。須賀川市で理想の住まいを見つけるためには、冷静な視点と具体的なチェックが欠かせません。気になる物件があれば、不安点を明確にしてから前向きに進めていきましょう。
詳しくは「郡山不動産.com」日建コーポレーションにご相談ください。